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オルタメ

エロだけでない新ジャンルの金字塔的作品ガンツ

ガンツはどこにでもあるような青春ストーリーとは大きく異なる特徴を持った物語である。
主人公、玄野計が死亡する第1話から紡ぎ出されることからも、その事をうかがい知る事ができる。

何故このような異質な物語が、映画化までされる程の魅力に溢れているのだろうか。それはガンツを構成する刺激的な要素にあるのではないかと思う。

第一に、性的な表現力の卓越さだ。従来の青春ストーリーは、モテない男子高校生が出てきてはヒロインを追いかけ、時々出てくる下着姿に戸惑うという事が多く見受けられた。
しかしガンツは異なる。非常に魅力的かつ性的なルックスの女性が数多く登場し、主人公も躊躇いなく男性の心の内を述べていく。ここにあるのはイヤらしさではなく、ある種の爽快感とも言えるカタルシスではないだろうか。女性を絵が上手くタッチの巧さには女性ファンからも支持されている。

第二に、使命感である。
主人公達は謎の存在ガンツ与えられたミッションをクリアしなければ、生き返る事ができないことになっている。その為、常に命をかけながら、異星人と戦う事になる。そして、その度に仲間達との協力だけでなく裏切りにも合いながら成長していく。ありがちな学生の青春物語ではない。

そして、最後の要素に、ミステリーが挙げられる。
ガンツは誰が作ったのか、何の為に異星人と戦うのか、自分はどこから来たのか、そして人間とは何なのか。そういった哲学的命題までが最終巻までに、伏線回収という素晴らしい形で解き明かされていく。
青春だけでなく、戦いだけでなく、そしてエロだけでない新ジャンルの金字塔的作品ガンツ。今後これを打ち破る作品は現れないのではないかと言えるだろう。

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シティハンターの魅力について

シティ・ハンター。その舞台は新宿歌舞伎町だけでなく、東京すべてを依頼人の美女と共に1人の男が守り抜く物語。そして仕事の成功と依頼人の心までもを鮮やかに奪い去っていく主人公、冴羽獠とそのパートナー槙村香との物語でもある。
この物語には、いくつもの魅力と側面がある。
1つは、世界観が非常に現実に近いところだ。
例えば私たちが漫画を読む際に、それが現実離れした舞台では、高度な描写力でなくては感情移入しずらい。
だが、シティ・ハンターは作者の北条司先生の極めて高度な画力に加えて、舞台が東京新宿が主な場所のため、絵を見ていて多くの既視感を覚える。
つまり、ここは知っている、行ったことがある、見たことがあるというシンクロが容易に起こり得るのだ。
この1つ目の魅力は、この後に語る2つ目の魅力を大きく引き上げる土壌となる。
その2つ目の魅力は、毎回のエピソード毎に登場する美女の存在である。
週刊少年ジャンプに連載されていた頃、当然ながらその多くの読者は男性であった。その彼らのニーズとして様々な美女がゲストキャラとして登場する仕組みは非常に彼らの心を掴んだ。
それに加えて、美女に対する爽やかな下ネタシーンが、主人公、冴羽獠をイケメンなのに3枚目という人気キャラに昇華させた。
最後の魅力として、命を扱うことにある。
医療ドラマの醍醐味は命を救うことであるが、シティ・ハンターは命の奪い合いが私たちの知る街で行われる。
このことは命を軽視しているのではなく、むしろ重んじているからこそ、命がけで依頼人やパートナー、そして街を守る。
結論として、シティ・ハンターが守るものは街だけではない。依頼人の心、大切な自らのパートナー、そして命。これらを一度に見事に書き上げたシティ・ハンターを心から推薦したい。

        
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