忍者ブログ

オルタメ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


シティハンターの魅力について

シティ・ハンター。その舞台は新宿歌舞伎町だけでなく、東京すべてを依頼人の美女と共に1人の男が守り抜く物語。そして仕事の成功と依頼人の心までもを鮮やかに奪い去っていく主人公、冴羽獠とそのパートナー槙村香との物語でもある。
この物語には、いくつもの魅力と側面がある。
1つは、世界観が非常に現実に近いところだ。
例えば私たちが漫画を読む際に、それが現実離れした舞台では、高度な描写力でなくては感情移入しずらい。
だが、シティ・ハンターは作者の北条司先生の極めて高度な画力に加えて、舞台が東京新宿が主な場所のため、絵を見ていて多くの既視感を覚える。
つまり、ここは知っている、行ったことがある、見たことがあるというシンクロが容易に起こり得るのだ。
この1つ目の魅力は、この後に語る2つ目の魅力を大きく引き上げる土壌となる。
その2つ目の魅力は、毎回のエピソード毎に登場する美女の存在である。
週刊少年ジャンプに連載されていた頃、当然ながらその多くの読者は男性であった。その彼らのニーズとして様々な美女がゲストキャラとして登場する仕組みは非常に彼らの心を掴んだ。
それに加えて、美女に対する爽やかな下ネタシーンが、主人公、冴羽獠をイケメンなのに3枚目という人気キャラに昇華させた。
最後の魅力として、命を扱うことにある。
医療ドラマの醍醐味は命を救うことであるが、シティ・ハンターは命の奪い合いが私たちの知る街で行われる。
このことは命を軽視しているのではなく、むしろ重んじているからこそ、命がけで依頼人やパートナー、そして街を守る。
結論として、シティ・ハンターが守るものは街だけではない。依頼人の心、大切な自らのパートナー、そして命。これらを一度に見事に書き上げたシティ・ハンターを心から推薦したい。
PR